常緑キリンソウ「トットリフジタ1号」の誤情報に注意ください

 弊社が生産販売しております「常緑キリンソウ TM 」(品種名称:トットリフジタ1号、「以下、本件品種」)に関する刑事裁判の判決にて種苗登録自体無効であるといった誤情報が流布されている件につきまして、お客様よりお問い合わせが来ております。事実といたしまして、現在に至るまで、刑事裁判の判決に関わりなく、本件品種の育成者権は有効に存続しており、無効というのは全くの事実無根であります。
 本件につきまして、お客様にご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
なお、ブルージー・プロ株式会社に対する育成者権侵害に基づく損害賠償等請求訴訟については、2023年7月10日、大阪地方裁判所が、ブルージー・プロ株式会社等による育成者権侵害に基づく損害賠償等を認める判決を下し、既にこの判決は確定しております。本判決の概要は、次の通りです。

・判決のあった裁判所及び年月日
<裁判所> 大阪地方裁判所
<判決日> 2023年7月10日
・判決の概要
 本判決は、ブルージー・プロ株式会社等が、当社監査役の許諾なく生産し、出荷した本件品種の種苗が26万3368株であり、これらの出荷について不法行為責任を負うが、1812株を除き消滅時効が成立するため、1812株についてはブルージー・プロ株式会社等が不法行為に基づく損害賠償責任を当社監査役に対して負うとし、26万1556株については、当社及び当社監査役に対し、ブルージー・プロ株式会社が不当利得返還義務を負うとしたものです。

 弊社は、本件種苗の育成者権を含む知的財産権(独占的な利用許諾を受けたものを含む)は、当社の重要な資産であり、今後も弊社及び第三者の知的財産権を尊重していくとともに、知的財産権の侵害行為に対しては毅然とした対応を行って参ります。

本件についてのお問い合わせフォーム:https://fujita-pp.com/toiawase/