常緑キリンソウ袋方式®とは


セット内容
・FTMバッグ(専用培土13ℓ入)/1袋
標準規格:W500㎜×D500㎜
専用培土充470mm×470mm(内外)
(袋部、ファスナー:ポリエステル)
重量:土壌充填時8㎏(乾燥時)/13㎏(含水時)
・常緑キリンソウ「トットリフジタ1号」/ 6本
※特殊な規格につきましては出来る限り対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
常緑キリンソウ袋方式®の特徴

昨今、 屋上緑化の土壌が、 ゲリラ豪雨のような激しい雨が降り流出したり、風で飛散したりすることが問題になっています。また、緑化した植物が衰退すること、雑草が繁茂することが、屋上緑化での大きな問題となっています。これらの問題を解決したのが、この常緑キリンソウ袋方式です。常緑キリンソウ専用土壌を防草効果、透水性のある袋に入れ、「雑草対策」「土壌流防」「簡単緑化」を実現した新しい緑化方式が常緑キリンソウ袋方式(FTMバッグ)です。植栽部分にファスナーを使用する事で、誰でも簡単に施工する事が出来ます。



フジタ緑化システムFTMバック完成までの歴史
袋素材について
弊社は2008年6月より、袋工法の開発に取り組んでまいりました。まず、袋の素材について検討を重ねました。開発当初は生分解性の木綿を使用しましたが、3か月程度で分解が始まり、切れ込み以外からも雑草が生える問題が発生したため、生分解性の素材を使うことは断念しました。その後、生分解しない防草シート(東レ アクスター®)を採用しましたが、植栽部分以外での土壌流出や雑草の流出は防げましたが、切れ込みを入れた部分でのでは土壌流出や雑草の侵入を防げませんでした。


植栽用開口部の改良
そこで弊社では次に、植栽部分の開口部の改良に取り組みました。面ファスナー(マジックテープ)を使用する方法を試しましたが、培土が目に詰まり接着強度が低下し、土壌が流れ出てしまう問題が発生し、屋上緑化などの過酷な条件下では緑化用途には適さないことが分かりました。試行錯誤の結果、植栽部分の開口部にYKKファスナーを使用することにいたしました。ファスナーは開閉時に土壌が絡まず、耐久性にも優れています。この改良により、土壌流出と雑草対策を両立することができました。
フジタの常緑キリンソウ袋方式は、長年にわたる実証実験を重ね、信頼性の高いシステムとして確立しました。昨今の異常気象に対応するため、新商品の開発に日々邁進しております。近いうちに新商品をご披露いたしますので、ご期待ください。
・折板屋根谷置き流水動画

・土壌の飛散比較動画
・土壌の流出比較動画
Fujita緑化システムによる遮熱効果
商品使用方法

1:土を入れたバッグを屋上まで運びます。
重量は1袋8㎏(乾燥時)です。
学生のみなさん、スタッフのみなさんで簡単に運んでいただけます。

2:一か所に集めておけば、作業もスムーズです。
施工箇所の広さにより袋の必要個数が変わります。
不明な点は、弊社に連絡いただければ必要個数を算出致します。

3:植物を植えよう!
ファスナーを開けて、植物を植えていきます。
慣れてくれば作業も簡単で、専門的な技術は必要ありません。

4:袋を並べよう!
植物を植えた袋を並べていきます。

5:完成!
屋上緑化の完成です。
納入例(鳥取県内砂防堰堤)



